お節介を焼くことは親切に見えるため、お節介を受けた人しかこのわずらわしさは分かりません。有難迷惑なお節介はどう対処すればいいのでしょうか?


「お節介を焼く」とは頼まれてもいないのに他人の世話をすることです。

世の中には他人の世話をすることが好きな人がいるもので、私もそんな世話好きな人に助けられながら生きてきました。

職場では入社したばかりで右も左も分からないときに焼いてくれるお節介はありがたいものです。

しかし、お節介は良く言えば親切ですが、相手が必要としないのならば親切の押し売りです。

「あまりにもお節介を焼かれてうっとおしい」「もうお節介を焼くのはやめてほしい」と思ったことはありませんか。

悩ましいことに親切心からくるお節介は周りからは親切な人に見え、本人も親切をしたと思っています。

度が過ぎる親切はお節介です。

お節介を焼く人は、干渉がましく支配的で要求が多いと嫌われる原因になります。

お節介を受けた人しかこのわずらわしさは分かりません。

あなたは大丈夫ですか?余計なお節介を焼いていませんか?

お節介を焼く人はこんな人

 

Oさん(30代前半)は職場の上司についてちょっとした悩みがあります。

その上司は仕事のことで手間取ったり困ったりしているとすぐ手伝ってくれます。

入社直後はうまく職場に適応できるようにいろいろとアドバイスをしてもらいました。

その点は感謝しているのですが、最近の上司は干渉しすぎているとOさんは思っています。

「彼女はいるのか?」「結婚はしないのか?」と上司が聞いてきたのがOさんが違和感を持った最初の出来事でした。

「縁がありません。」とOさんは答えると「お前もいい加減結婚して家庭を持ったほうがいい。知り合いに良いお嬢さんがいるんだけど、今度会ってみないか?」と上司はOさんに結婚相手を紹介するようになりました。

上司は良かれと思って言ってきます。

上司の勧めなので無下に断ることができません。

上司の取り持ちでOさんは何回かお見合いをしましたが、気が合う女性がいなかったのですべて断りました。

すると今度は「結婚相談所に登録しろ。」と上司は言います。

上司は休み時間になると結婚相談所のパンフレットを持ってきて事細かく説明し始めました。

Oさんは内心うんざりしています。

Oさんは次のように思っています。

・一人が気楽なので当面結婚することについては考えていない。

・今は仕事にやりがいを感じているので、仕事に打ち込みたい。

・結婚相手は自分で見つけたい。

・結婚相談所を利用するとお金がかかるので利用したくない。

・上司はプライベートなことまで過度に介入している。

正直言うと、Oさんにとって上司のお節介は有難迷惑ですが、上司はちっとも気づいていないようです。

お節介な人の特徴

 

・人付き合いを好む

・うわさ話やおしゃべりが好き

・周りの状況が気になる

・他人のプライバシーに踏み込む

・困っている人がいると放っておけない

・リーダーシップを取りたがる

お節介を焼く人の心理

 

 

お節介を焼く人は「人に喜んでもらいたい」「人の役に立ちたい」という気持ちが強い人です。

そのため親身になって相手に尽くします。

その一方で、お節介を焼く人は「良い人と思われたい」「感謝されたい」と思ってやっています。

人を助けることで自分が気持ち良くなりたい人です。

要は自己満足のためにお節介を焼いています。

職場では自分の下に付けたいという思いからお節介を焼く人もいます。

自己中

 

お節介を焼く人は自分の思い通りに人を動かしたいという心理が働いています。

だから相手から反発されると意地になって説得します。

他人と自分は好みや考え方、立場などが違うことについてはあまり考えていません。

お節介を焼く人は相手のためを思ってやっているので、まさか迷惑に思われているなんて考えていません。

マザコン

 

お節介を焼く人はマザコンの可能性があります。

母親にとても大事に育てられた人は、母親に愛されたように誰かを愛したいという気持ちが人一倍強くなります。

自分の世話をしてくれた母親のように誰かの世話をしたくなります。

そのためお節介を焼くのです。

お節介を焼く人はその相手を自分のことのように感じます。

相手の悩みや心配事を全部自分に置き換えて世話をします。

相手の幸せは自分の幸せ、相手の成功は自分の成功のように思います。

相手がうまくいっているかどうか気になって頭がいっぱいになります。

悪意でお節介を焼く人には注意

 

善意ではなく悪意でお節介を焼く人もいるので注意が必要です。

例えば、セクハラという公にしてほしくない事情を飲み会の席で、皆の前で「皆さん聞いてください!」と大々的に問題提起するなど。

正義感でやっているように見せながら「人を陥れよう」「恥かかせよう」「評判を下げてやろう」という心理が働いています。

悪意を持っている人には仕事するうえで最低限必要なこと以外は話さないようにしましょう。

お節介と親切はどう違う?

 

 

断ったときの態度が違う

 

親切な人は相手が喜ぶことを考えているので「それは必要ありません。」と断ると「余計なことを言ってごめんね。」と自分の非を認めてあっさり引き下がります。

一方、お節介を焼く人は断ると「良かれと思って世話をしてあげているのに私の気持ちが分からないの。」と怒り出します。

お節介を焼く人は恩着せがましく自分本位で相手の自主性を尊重しません。

相手のとらえ方が違う

 

やっていることは同じでも相手のとらえ方で違ってきます。

相手が親切だと思えば親切な人になりますし、相手がお節介だと思えばお節介な人になります。

世話好きな人が心掛けてほしいことは、相手が本当に世話をしてもらいたいと思っているかどうか見極めることです。

相手が必要としているときにだけ喜んで力を貸すようにしてください。

そうでなければ「あの人はお節介を焼く人」として扱われてしまうことになりかねません。

お節介を焼く人の対処法

 

 

ある程度は受け入れたほうがいい

 

お節介を焼く人はお節介が許される気が弱い人をターゲットにします。

また、新入社員や中途入社の人たちのほとんどが、お節介を焼かれる対象になります。

初めての職場やまだ慣れていないときなどは、無視されるよりは、お節介であっても気にかけてくれることはありがたいことです。

お節介を焼く人は仕事をいち早く覚えて一人前になるために職場で円満な人間関係を築くために必要な人ということができます。

そのためお節介と思ってもある程度は受け入れたほうがいいでしょう。

人に広められたくないことは話さない

 

お節介を焼く人はおしゃべりで口が軽い人が多いので、相手のことを第三者に話します。

人に広められたくないことは話さないように気を付けてください。

断る場合はやんわりと

 

これだけは譲れないという事柄については、断りましょう。

しかし、考えていることをそのままストレートに伝えてはいけません。

それが正論だとしてもです。

例えば「プライベートなことまで介入しないでください!」「課長には関係ないことですよね。」と突っぱねたら、険悪な雰囲気になることは間違いありません。

角が立たないようにやんわりと断りましょう。

「ありがとうございます。ですが自分の力でやってみます。どうしてもうまくいかないときにだけご支援をお願いできたらと思っています。」
と答えるとパーフェクトです。

感謝しながら相手を立てながら丁重に断るのです。

そうすれば相手を傷つけずに穏便に断ることができます。

お節介に我慢できない場合

 

お節介の度が過ぎて我慢できない、やんわりと断ってもお節介が続く場合は「私は〇〇の理由で、こうします。」とはっきりと自己主張をしましょう。

そうしなければいつまでもお節介を焼かれます。

あとは距離を取ってお節介を焼かれるシチュエーションを回避するようにしましょう。

私もお節介体験談

 

私事で恐縮ですが、私には一人暮らしをしている娘がいます。

娘にお節介を焼いて失敗したことがあります。

その体験談を紹介します。

・寒かろうと思って、毛布を3枚買って娘のアパートへ行ったら「収納スペースがない、邪魔。」と受け取ってもらえませんでした。

・食べ物に困らないように食材を買って行ったら「冷蔵庫に入りきれないし作る暇もない。外食が楽だ。」と言われて半分は持ち帰りました。

・娘の散らかった部屋を掃除すると「○○はどこにやった?!」と感謝どころか「行方がわからなくなるから何もしなくていい!」と怒られました。

「親の心子知らず」ということわざがありますが、親の気遣いを子供は分かってくれないものだとつくづく思いました。